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間欠式バルーンカテーテル
間欠式バルーンカテーテルの留置<女性>
(1) 手を洗う。または清浄綿で手を拭く。
(2) 衣類を下げ、導尿しやすい姿勢をとる。
(3) 片方の人差し指と薬指で陰唇を開き、もう片方の手で前から後ろに向けて清浄綿で尿道口を拭く。
(4) カテーテルの先端から7cmの部分を親指とひとさし指でつまむ。
カテーテルをU字型にまげて、薬指と小指の間にはさむとカテーテルを挿入しやすくなる。
(5) カテーテルを尿道口に挿入する。
<女性>4〜5cm
(6) 尿が出始めたら、さらにカテーテルを最後まで押し込む。
これはバルーンが尿道で膨らまないように、バルーン部分を膀胱内にしっかり入れるためである。挿入する長さが不十分だと、バルーンが留置できずにカテーテルが抜けてしまう。
(7) 挿入後、DIBキャップのふたを開けて出口部分から尿が出てくることを確認する。
(膀胱内にバルーン全体が入ったことを意味する)
(8) リザーバーを軽く持ち上げ、クランプを外す。
(9) リザーバーを少し持ち上げた状態で水をカテーテル側に集めて、リザーバーをゆっくり押す。
水をカテーテル側に集めないとバルーン内に空気が入る原因となる。
(10) 水が入ったら、クランプを閉じる。
(11) カテーテルをもって、ゆっくりと引く。
抵抗を感じれば、バルーンが留置されていることを意味する。この時、カテーテルを強く引いたり、抵抗があってもさらに引くと尿道を損傷させてしまうので、無理には引かない。
(12) カテーテルを通常のバルーンカテーテルと同様にバンテージする。
又、コネクター部が直接皮膚にあたらないようにガーゼ等のやわらかいものをひいて皮膚を保護する。
間欠式バルーンカテーテルについてはこちらをごらんください⇒間欠式バルーンカテーテル
文献
1 関寛之(編):リハビリテーションマニュアル11 間欠式バルーンカテーテル法.国立身体障害者リハビリテーションセンター、2002
1 関寛之(編):リハビリテーションマニュアル11 間欠式バルーンカテーテル法.国立身体障害者リハビリテーションセンター、2002